何を言う
何を言う
早見優
というのが
流行った時代があった
ただ鼻から
胃カメラを飲むというのは
衝撃だった
まさか耳から出てこないだろうな
そうしたら
みんな
大きな胃だった
ふとっぱら だあ
なんて笑うんだろうなと
たしか 金子光晴の詩集「落下傘」に
神さま 落ちても 落ちても
地上につかないなんて
ことがありませんように
というような フレーズがあった
それと同じ胃に着かず
宇宙にカメラが浮遊しませんように
大げさな老人でありました
人間の体は宇宙のようですよね。
返信削除どこの穴もどこかにつながり、つながりは行き止まる。行き止まれば、穴がある。
まるで、ブラックホールを持つ人間の体
不思議ですよね。
もうこれ以上に落ちたくない。
もう孔に入りたくない。
ですよね。