2017年9月27日水曜日

何を言う

何を言う
何を言う
早見優

というのが
流行った時代があった

ただ鼻から
胃カメラを飲むというのは

衝撃だった
まさか耳から出てこないだろうな

そうしたら
みんな

大きな胃だった
ふとっぱら だあ

なんて笑うんだろうなと
たしか 金子光晴の詩集「落下傘」に

神さま 落ちても 落ちても
地上につかないなんて

ことがありませんように
というような フレーズがあった

それと同じ胃に着かず
宇宙にカメラが浮遊しませんように

大げさな老人でありました

1 件のコメント:

  1. 人間の体は宇宙のようですよね。
    どこの穴もどこかにつながり、つながりは行き止まる。行き止まれば、穴がある。

    まるで、ブラックホールを持つ人間の体
    不思議ですよね。

    もうこれ以上に落ちたくない。
    もう孔に入りたくない。

    ですよね。

    返信削除