2017年10月8日日曜日

好きな詩

イソシギは雲のやうに河口の空に群飛し
風は洲に荒れて
春のうしほは濁つてゐる。
枯れみだれた葦の中で
はるかに重工業原をわたる風をきく。
おそらく何かがまちがつてゐるのだらう。

小野十三郎「明日」

この世の中の仕組みが
「おそらく何かがまちがつてゐる」
という気がするとき


志賀直哉は芥川をやっつけた

立膝で碁を打つようなことは
あってはならぬ

ふきちゃんも
こかちゃんも

実直なアナーキストでいてほしい

論語読みの論語知らず
なにも知らないまま
出発することのないように努力せよ

なぜイカは安く
マグロは高いのか

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